Lambretta 各シリーズ
年代ごとに大きく4種類に分類されます
A-F、LD/LC、Juniorシリーズは扱っておりません
1型
1958-1959
2型
1959-1961
3型
1961-1969
DL/GP
1969-1971
Innocenti lambretta スクーターの特徴
殆ど同じと言っても言いぐらい同じですので、お悩みの方は外見で選択すれば
良いかと思います。
大まかな違いを下記に記載しました
エンジン
基本的には殆ど同じでですが、大まかな違いは以下のようになります。
※あくまで大まかな記載で、詳細な違いは書ききれません
- クランクケース
125/150/175CC は一部を除いてほぼ同じで、
200CCのみ異なります - クランクシャフト以下の3種類で 基本的には排気量で異なります。
125/150CC、
175CC
DL/GPシリーズ - ドライブチェーン/クラッチなども共通
DL/GPシリーズのみチェーンのピッチが異なります。 - サイレンサー;1/2型は共通、3型とDL/GPシリーズは殆ど同じで互換性があります。
インマニのみが異なりますので、1/2型に3型のインマニを装着すれば3型用が装着できます - 燃料タンク;ほとんど同じで互換性があり、燃料コックは共通
足回り
基本的には殆ど同じでですが、大まかな違いは以下のようになります。
※あくまで大まかな記載で、詳細な違いは書ききれません
- フロントフォーク周り
LI/Special/SX;フォークリンクラバーブッシュのサイズは異なりますが、
構造は同じ
DL/GP;フォークリンクブッシュを固定する方法が以前の型と異なりますが、
構造は同じ - ブレーキ
リア/フロントドラム(ドラムブレーキの場合)は全シリーズが同じ、前後ブレーキシューも同じ
ブレーキシューのみDL/GPシリーズと他が異なります
フロントブレーキはドラム式ですが、以下のシリーズはディスクブレーキとなります。
TV175mk-3, TV200, SX200, DL200
ディスクブレーキでも油圧式ではなくしかも片方から押すのみの現代と
比べると簡易なディスクブレーキです。60年代のスクーターですので、
仕方ががありませんが - ショックアブソーバー
リア;1/2型は共通、3型/DL/GPは共通
フロント;TVシリーズ、SX200,DL200のみショックアブソーバーが付いています。
その他はありませんが、キットがありますので、そちらを使えば
装着できます。基本はラバーブッシュとスプリングのみですので、
装着をお薦めします
外観上の違い
おおまかに記載しました
大きな違いを記載しました。
- 1型
ヘッドライトがハンドルの下にあります。ハンドルには付いていません - 2型
ヘッドライトがハンドルに装着されてます
外装パーツは、1型と共通パーツが多いです - 3型
外観がよりスリムになり、大まかに2種類に分かれます
LIシリーズ;ヘッドライトが丸形でイグニッションキーがありません。
Special/SXシリーズと比較して若干丸みがあります
SX/Special シリーズ;
ヘッドライトが6角形になり全体的にシャープでスリム
イグニッションキーがスピードメーターの下に装着されました
サイドパネルにオーナメント(飾り)が装着 - DL/GP; フェラーリ、ランボルギーニ、アルファロメオなどのデザインで有名な
ベルトーネによりデザインされ、ヘッドライトが四角でよりスタイリッシュに
なりました 排気量による大きな違いはありません
ブラックカラーのパーツが多用され、イタリアでは別名 ”Macchina Nera “ と
呼ばれる場合があります
カスタマイズ
ポピュラーな物を記載しました
弊社による判断で割とポピュラーなカスタマイズを記載してみました
- 排気量の変更
125/150CC; 185CCのキットが販売されておりスリップオンで装着できます。
出来ればキャブのジェット変更、サイレンサーの変更、
スプロケットギアの変更をしてください。
200CCのキットが CASA LAMBRETTAより販売されており、
装着はスリップオンです。その他の変更は185CCを参照してください175CC; クランクシャフトが125/150CCと異なりますので、クランクシャフトを125/150用に
交換すれば、125/150CCと同じように排気量の変更が可能になります - フロントショックアブソーバー
125/150CCのみ装着されていませんが、ダンパーの追加のキットを装着すれば、
ダンパーを装着する事ができます、追加キットはボルトオンですので、改造等は
必要ありません - 電装系;ノーマルは6Vポイント点火となりますが、ランブレッタの場合は
フライホイールに大きな問題を抱えており、交換をお薦めしています。
しかしながらもう製造会社はありませんので、弊社では
CASATRONICの装着を奨めています。
イタリアのDUCATI ENERGIA製で点火方式は電子点火で12Vに変更で
かつ発電W数が120Wと高出力です。
DL/GP用ですと更にフライホイールの重さが選択できます。